昨夜また阿佐ヶ谷に帰って、業者に来てもらい、冷蔵庫や洗濯機とかを処分した。そして本やCDを箱に詰めてゆうぱっくで送った。来週には横浜へ引越しが完了する。もう今阿佐ヶ谷の私の部屋には布団と残りの服しかない。何も無い。朝空っぽの部屋は寒く、短い５ヶ月の思い出はもう跡形も無かった。ただ布団に少し、柔らかな香りが染み付いているようだった。思い出はいつだって記憶の底で綺麗なまま。私はそいつを糧に生きてるのかもしれない。
今日は昼休みに中野の職場を抜け出し杉並区役所へ。転出届を出してきた。何だかいろんなことが目まぐるしく変わっていく。新しい時間が流れ出している。私は昔と変わらず、胸に強い何かを秘めて、生きていこうとしている。未知数の未来を予感して。それは昔、沙羅姉が私に教えてくれたこと。素敵な女性になる、そんな当たり前のことかもしれないけれど、まだまだ私が目指せていない方向。たとえ何も見えなくても、必死に今を掴んで生きてく。私は頭は悪いし、何も知らないし、わがままだし、自分勝手だし、人には嫌われてばかりだし、貧乏だし、すぐ思考がおかしくなるけど、私は自分の運命の掴み方くらい知ってるんだ。そんでもって今はこれだけは守りたいと思えるものがある。どんなに精神の闇に襲われ、心巣食われても、這い上がって登るべき坂道がある。そのたった一つの理由のために、生きていてもいいかなぁと思える。素敵なことじゃない。
Sayonara Lion, Fu-ten Lily, and Little Marshmallow Monster!!
