狸の泥船がいよいよ沈み行く 船は法螺貝の砂だから溶けて行く 安物の壁紙が端から剥がれて行く 時々支給されていた氷砂糖は半片になり 次はもう無いに違いない それでも私は泳げないし飛べやしないし とりあえず毎日甲板で遊んでいます 羽は全部もげてしまっ…
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