「どうして過去の話をしているの？」 それは過去ではないから、嘘が漂流物になってこんなところにまで流れてくる 中鎖脂肪酸のように嘘がつける人は、生きていることすら嘘かもしれない 真夜中のうちにこっそり家に忍び込み、ごま油とすり替えてしまおう 気…

for dying alone Bvdub - The Art of Dying Alone

七夕飾りに彩られる派手な竹を求めて歩き回るキラキラした彼の瞳 やがて辿り着いたのはクリスマスのもみの木、けれど夏の日本にあるはずがなく ツリーの棺桶に寝そべりながら、サンタの飾りを首に巻きつけていた その手にはオールフリーと下世話なアサヒsupe…

「あなたと話しているのを見られると自分まで白い目で見られるから」 誰もが秘密にしたがるから、背まである大きな白い花に埋まった 川辺に居れば、紛れていれば、悲しくない、辛くない 甘草のかけらを噛みしめてひっそり泣いた 約束通り、誰にも見つからな…

影を売って手に入れた無限パス 歌の中に飛び込んで歌詞の隙間を泳ぐ 失くした潭に気付かれぬように 見知った道で彼らを撒いた if were here、約束を

26時、自分との対話 どこかで忘れたかった 思い出せない記憶に似た音 振り向いても後ろに足跡はなく 六本木で踏んだスィングのハグ 生きているよとリマインドしてくれる

所々にlifetimerをリセットできる場所がある。 無名橋、外苑前歩道橋、遺失物センターの先...