ティッシュ配り

自分を極限まで追いつめる
自分がくだらないことを自覚する
風景の中に隠れてしまう
自分を透明にしてしまう
働けば働くほど、自分の無能さが身にしみてきて
かじかんで動かない手と声にならない震える声が
今の私の象徴のようで
むなしければむなしさが増すほど
自分がくだらない人間に思えてきて
極限まで追いつめられたようで
実は追いつめられていない自分が
いっそうむなしさを暗示する
風景の中に隠れてしまう
自分を透明にしてしまう

どこへ逃げようとしている?

どん底の底で蹴っとばされて
くるくる回って
そして、浮上。