みぞれで飛べない

rottenlily2010-04-17

私の許可なしに誰も私を侵せない。

そういうことだ。


浮いて消えた約束を後ろ姿に見送れば、総武線は事故でカオス。雨の金曜日らしいねと思いながら高尾組をスルー。
私以外が全部空気になる。あなたでさえ、記憶の奥底に仕舞われていく。他と同じように、石川町で毛布を拾う浮浪者と同じように、いつか見た0と1で出来たプロジェクターの中に、同じ信号として仕舞われていく。私の許可なしに空気は誰も侵せない。この目に見える言葉の渦を誰も知ることはない。聞かれなければ。

空気がプラスチックの硬さで流れていく。消毒薬の匂いにふいに記憶が思い起こされる、シーツを変えれば、いつでも私は自由になれる。


高層ビルのようにあなたは遠く、文鳥の翼は雨に濡れたまま、春のみぞれは容易に時を狂わせる。秋の記憶も2月の空気も侵されて、私の背骨が歪んでゆく。誰も私を侵せない、誰も私を傷付けることはない。そういう風に、0と1で書かれていた、約束は、浮いて消えて流された、空はみぞれの白いポリエステル。


みぞれが嬉しくてタクるのやめた♪なんて素敵な色のある夜♪心地いい。

なんか約束のことを気にしているような文章に見えるけど全然きにしてないよ( ^ω^)