ガラスの蓋を開けて

感覚ばかりがおしゃべりをやめずに笑っている。
彼女たちをなだめるために薬を飲み、
体を引きずるように映画のような街中を歩いている。
行き先は遠く


今日は…誰にも思いが届かない日
思いが届かないのは目を伏せるから
誰も選ばないから誰も選んでくれない
ガラスの蓋を開けて中で横になって眠る
誰にも関われない日誰も関わらない日、
幼い思い込みが長く影を伸ばしていく
今日はひとりぼっち