tried to hide

急遽仕事を早めに切り上げ、呼ばれた先は神保町さぼうる。しばし密談。
パルフェタムールとししゃもはどうやっても合わないようだ。
聖橋から見ていた電車をケツから蹴り上げ、コロコロと転げ落ちた車両から
ハトやカラスやすずめや何百もの鳥たちが羽ばたきながら空に上っていく。
水びたしになってしまった車両は神田川の向こうに起き上がって
何事もなかったかのように同じ方向へ下っていく。あれが黄色い電車。
私たちはまだ同じ場所から抜け出すことができず、苦しみながらハトになり
振り子運動を繰り返しながら、全てが必然ともいえる道を辿っている。