White blur 2

rottenlily2011-05-31

痛みを食いしばって息が上がった150分後
真っ赤な瑪瑙の欠片にふと目をやると
網目模様が毛細血管みたいに浮き上がっていた。
薄い皮膚の血管のようで綺麗だと思った。
本当だった言葉は塵になって真っ黒な世界に消えていく。
雲の向こうにはあんなに美しい海を抱えているのに
ほんの数十分電車に乗れば海が見えるのに
ちょっと休んで羽田空港行けば地元だって帰れるのに
そうすればいいだけなのに、何故かできなくて
私のトリ眼にはぼやけたまま何も映っていなくて
しょうがないから、携帯で写真を撮ったら
携帯で見る方がピントがあってて笑った。
私の目と機械の目と人々の目と何が一番正しいんだろう。
今日も明日も明後日も今日だ。
逃げ出したい。何も叶わないなら、生きてる意味も無い
どれが自分の気持ちなのか、何が希望なのか、何になりたいのか
日々を重ねれば重ねるほど、自分がどんどんわからなくなっていく
いつまで経っても、自分自身を信じることができないみたいだ