夜中にメールが来て、朝までかけて返事を書いた。
大切なこと、何が正しいのかわからなくなって苦しんだ。
低温スチームサウナの前でぽてぽて話をした。
言葉は砂糖菓子のように溶け、
ベタベタと肌にまとわりつく沈黙が心地良かった。
何も伝えていないのに、何故かとても安心した。
こういう瞬間が大事なんだと思った。
今日は苦しい。
くだらない話を、悲しい話を、言葉を、
瓶詰めマタタビに巻き付けて、
海に向かって放ったら
誰か拾ってくれるだろうか。
誰にも伝えることができない胸の痛みを
言葉に出来たらどんなに楽だろうか。
死んだ人には勝てないかもしれないけど、死んだ人に力なんかない。
死んだ人に力を与え続ける私は、きっと何にも勝てないんだろうな。