F・アルバートの海


私が追いかけるのは変わらず其方、F・アルバートの海。


街そのものは嫌い。今更気付いた?って言われそうだけど。
わかってたけど、遠巻きに見るのと現場で体感するんじゃやっぱり違う。
腐った肉は暗ければ大丈夫。
明け方の光に射された時、本当の顔が見えてくる。


何事も醜さを誤魔化した瞬間に時が止まる。
ロウソクの消えた心は物悲しくて
大体そんなのばっかりで。
だからこそ
揺らぎや暖かさに触れた時
灯された火の存在に気付いてしまうのかな。