失うものすら無くして


新宿からちょうど2時間、前橋は赤城山、喫茶虫の音へ。
昨日に引き続き、山崎怠雅氏のライブ。お店はお客さんで一杯。
残夏を湛える空は透明で、澄んだ風が気持ち良い。
夜虫の音に包まれた夜の虫の音は一足先に秋を迎えている。
東京の夜よりも濃闇に響く紺色の音には重い艶があって
言葉が震えながら吸い込まれていくのを見つめていた。
105を思い起こさせたのは、赤城山の神の加護なのかもね。
素晴らしい夜だった。行って良かった。