Touch Of Grey

考えれば考えるほど、空っぽの手がとても重く感じられて
うまく流れない排水溝のように脳管に悲鳴が響いているみたい
何故ここにいるのか、結晶化しない塩水が麻を濾して流れ出していく
真っ白なシーツに包まってずっとずっと眠っていたいのに
海の底を走る自転車のペダルはとても重くて先へ進まない
色の無い世界は朝なのに黒、明け方に目が覚めるから