大嫌いな金曜日の新宿駅を足早に急ぐ
粒子のように交錯する人々は研磨材のようなもので
通り抜ける度々にすれていく気がしている
擦れるのか磨れるのか摩れるのか擂れるのか掏られたのか
私と私のものではない悲しみとが混ざり合い、尖った言葉は喉を突き破る
血まみれの唇ごと凍ってしまいそうな阿佐ヶ谷
真夜中のmistyoparsでジャスミンティーとバウムクーヘンをいただいた。
会社のイケメン天才モデルPGが
ルピシアのキャラメルのお茶を持ってきてくれた。嬉しい♪
これはアーモンドとマリーゴールドが入っていて、
キャラメル香料のエグさが消えて柔らかい味がするから大好きなのだ。
悲しい心に暖かなミルクキャラメルティーが沁みた。
たまにはいつでも、と
手元に一枚の黒いカード
隠して隙間に立ち竦む
使いたくても使えない
マーブル色のWildカード
何色にも変えられるのに
何色にも変えられず
最後に残せば上がれない
