人生は素面の仮面舞踏会である


昨日の大嵐が嘘のような晴天。
萩原朔太郎展を見に世田谷文学館へ。
今年に入って、少しだけ朔太郎を読んでいたら
彼氏様の家でたまたま手に取った本が朔太郎だったり
漬物や野菜やお茶が前橋産だったり
やたら前橋に行く機会が多かったり(前橋文学館には行かなかったけど)
色々な場所で朔太郎の文字を目にしたり、耳にしたり
そしてついに世田谷文学館萩原朔太郎展を始めてしまったので
これはもう、萩原朔太郎に呼ばれてる気がしてならないって思ったの。
彼の肉声テープや写真、初公開の直筆ノートや楽器など、
かなりの量の資料が前橋文学館から来てたみたいで、
これまで知らなかった朔太郎の一面を見ることが出来て、
とても見応えのある素晴らしい展示でした。
「早く詩を書け」と朔太郎にお説教されている感じ。フウ。
1階は、娘の萩原葉子の常設展。
ナーバスの塊みたいな父親に比べ、娘はとてもエネルギッシュに育ったんだな。
タイトルは、彼女の言葉。
仮面舞踏会、ほんの少しだけ下の表情が見えて面白いかも。
けど被ってるのが能面なら、下の表情は何一つ見えなくて
動作で心を追ったとしても
所詮、面なる芸のうち、
何の意味もないんだろうな