As I Walked Out One Evening



サーブ打つ瞬間の沈黙、前奏
神経の張り合い、緊張感。
自分に押し潰されたら負け。
相手との戦いのようで、実は自分との戦い。
バレエもダンスもバドミントンも
言葉もデザインも音楽も演劇も
奥底に流れているものは変わらないと思う。
濁った水の中に潜って、奥底に沈むキラキラした玉を拾いにいくような感覚。
まだ見つけていないものが沢山、もっと深く沈んでいかないと。


『摩れたタイヤのゴムは道路にくっついている。路面を見れば道筋がわかる』
合宿帰りのFMラジオでブリジストンの人が言っていた。
時に後ろ向きに眺めたら、歩いてきた道には
擦れた心の破片がくっついているだろうか
それならもう、砕けてしまったもののことには
こだわらなくてもいいのかもしれない