途中仕事を挟みつつも、二人で時間を取れるレアな一日。半年ぶり位ではないか。
御茶ノ水に楽器を見に行く。弾かないくせに、楽器や小物を見ているのが好き。意匠っていうのかな、いくら見ていても飽きない。ギターの弦のパッケージなんかも非常に面白い。お高い楽器から量産品のパッケージまで、職人達の作品展。多分私は弾かないから知識が無くて楽しめるのかも。もっとゆっくり見に行きたいな。
御茶ノ水には、長崎人のソウルフード【浜勝】があってちょっと泣きそうになった。今度浜勝御膳食べに行こう。いや、ただのカツ屋なんだけどさ。
取り壊されてしまうという『ていぱーく 逓信博物館』へ。古い建物や展示の文字、装飾等、自分が小学生だった頃の懐かしさを感じる。田中一光のポスターを見た時の感触と良く似ている。体は取り残されたまま、聴覚や視覚や嗅覚だけがタイムスリップしてきた感じ。飲食店から流れてくる匂いに、大学時代を思い出したりするのと同じ。それがあるなら、いくら時を積み重ねても、頭が忘れても、大丈夫。思い出さなくていい記憶はみんな、忘れて、見えなくして。画用紙に何色も何色もクレヨンを重ねて、最後に真っ黒なクレヨンで塗りつぶす。乾いた頃に、尖った竹串で線を描いていく。あの道筋。
東京駅でしばしお仕事タイム。H野さんのあのパワーの元は何なんだろう。やはり甘い物に違いない。今度お菓子作って渡そう♪( ´▽｀)
地元阿佐ヶ谷に帰り、年に一度の七夕祭りを堪能。帰宅して晩酌して就寝。
本当に素敵な一日だった。彼氏様はまた、音楽家に戻っていく。
よく芸能人なんかが多忙で生活のすれ違いで離婚、なんてのを見るけど、気持ちが良くわかる。疲れきった顔しか見せられなくなる、帰宅した家にあるのが、剣山のようなベッドなら、曇った鏡なら、狂気のような扇風機なら。
