メールと電話の返事


薄暗く紫白い午前4時、雨が降っているの部屋から見ている
窓の外にある川の対岸を見ると、集団が一人の男性に暴行を加えている
横たわって頭を抱える男性を蹴り殴りコンクリート片を叩き付けている
朝帰りなのか通りかかった女性は集団に気づくとびっくりして怯え傘を捨てて逃げていく
もう一人男性が通りかかるがやはりびっくりして逃げ出していく。暴行は続いている。
ゆらゆらと力のない被害者はもはや死んでしまっているのではないかと思われる
私はどうにかしたいと思っているが窓の外でさらにずいぶん遠くで何もすることができない。
夢から目覚めるとまだ夜中で、私はびっしょりと汗をかいていた。
待ち続けたメールと電話の返事はまだ無かった。
また眠りにつくと今度は欧州の小さな村にいる。
村の近くで大きな大きなスズメバチの巣が見つかり
村人がそれを壊してしまったせいで、一部のスズメバチが村を襲ってくる。
一部の村人は村を捨てて逃げ出している。私も逃げようと準備を始めるが、
残っている村人はスズメバチの蜂蜜で儲けるのだといって聞かない。
逃げた後、一時経ってから村に行ってみると、その村はもう廃墟になっていた。
残った村人たちはみなスズメバチに襲われて死んだという。
マンホールのふたを開けると中からブルーのホルマリン漬けにされた村人が出てきて声を失う
他にもたくさんひどい悪夢を見て数十分おきに目を覚まして寝てを繰り返したが
起きる度に携帯を見てもやはりメールと電話の返事はまだ無かった。
怖くて布団から顔を出すことができなかった