深夜廟


忌まわしい記憶を葬る夜の音


吉島智仁 × 齋藤功
"深夜廟"
喫茶茶会記



真夜中あるいは丑三つ時から行われる深夜廟
廟の前に対峙する演者
招かざるならば新しいlifetimerを掴んで
座る彼らと共に演者を追って扉の奥へ


昨夜Lroomには長崎の夜の中国寺が浮かび
音は部屋中に落とされて過去になり
目の前を埋めるほどに邪魔するから仕方なく
一つ一つ忌まわしい記憶を土に埋めていた



あれだけ部屋がある中でどうしてこの部屋を選んだのか
運命や偶然や、私にはよくわからないけれど
多分ほんの少し日がずれていても私はここに居なかった
カイドーユタカ氏の深夜廟から二週間
自分の名前が冠されたカレーがメニューに載っている
次は、わたしが深夜廟に対峙する番