rate limited party

預けた首に詰まった過去は老廃物になって押し流されたリンパ海溝を滑り落ちる異物は膿んで笑う
こっちが現実だよと言った彼の海に浮かぶ嘘は不溶性で飲み込んで窒息死したからもう死んだから
世界だと思っていた世界に香りだけが漂っている
確かに見ていたあなたは0と1に変換されている
それは私の知らないあなたはFB上にいないってだけで
確かにここに居たのに私には証拠がないそれでも
存在しなかったことにはならない
私はいま誰かの中にいるのだろうか
そんな痕跡さえ残さぬように甲は弓なりに
手を伸ばして
気づいてごらん
406byteのプロフィールには空白を残して
灰色が危険だと言った白い壁に立って浮かび上がる
不安定なわたしはまだ足を伸ばして座り込んでる
昨日手を掴んで放り出されたギャップに乗って白夜を行くエッセル伯爵を
追いかけて走る真夜中午前のオプトアウト == rate-limited-party
肉芽腫はまだ身体中に残っている