首輪

くにゃーっとひねられたチューイングキャンディーみたい
何度まばたきしても体がどこかに挟まったままだ
もしくは私の左腕は壁に張り付いたまま
誰も知らないし知られることはない、
ただ、どんな風に生きて行けばいいのかだけ
人に寄りかかるのは簡単だけれど
よりかからずに自分の根幹だけで立っていられるように




自分の信念や決めたことに嘘をつくのは簡単なこと
人を裏切ることも簡単なこと
自分の信念や決めたことをきちんとやり遂げる力
どんな場所でも自分の心を保っていること
悔しければ踏んで越えればいいだけ
弱い人は自分の弱点を他者に投影して批判する
過去をいつまでも有難がって首輪にしている