カロテノイド

もしかしたら夢を見ているのかもしれない
数日後に夢であったと願いたいのだろう
初めからそこへは行かなかったというのなら
様々に余計なものを背負うくらいなら
私の口は足を生やして表向きの辛辣な平均台を歩き
心は心のままに部屋の黒い机の上にあるほうがいい
カロテノイドを浅漬けた瞳をほんの少し舌先で舐める
日曜日、静かにそして厳かに、神様