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びっくりするほど何もかも繋がらなくて踊れない瞬間がある
それは初めて触れるリズムや動かしたことのない場所を触る時
とぼとぼと冷える246を回し歩いて帰る空気はもう冬だった
冬の絵本の表紙から見開きがばーんと灰色と青色の塊たち
自転車に乗って動く車を見ていたらふわっと浮いた感じになる。
外苑は霧がかって映画の中に入り込んだみたいだった。
毎日はいつか見たフィクションのように外側にある
人々は忙しそうで一生懸命箱を積み上げてわたわたして
わたしは心をお手玉にして弄んでは就業時間を潰していた
部屋に積み上げた炭酸水の山に寄りかかって目を閉じる
やりたいことはたくさんあるけど何もしないでいるのがいいな
なんでもいいんだ、お酒を酌んできて左に置いて、ふいに
逃げ出したい、誰もいない場所へ、死ねるなら死んでしまいたい
I'm Not Already Dead -
I'm Not Already Dead