2010-06-14から1日間の記事一覧

眠っている鶏が胸の下で割れている卵を知らぬ気に

きみの仕事はいつも残っている 台所は火事になればいい 男はぶら下げておけばいい あとかたづけは ことばの中ですましちまいなよ 洗面器の水に両手をついて 産みたいと 肩をふるわせる日もあるにはあるが 清水昶 詩集「片目のジャック」より『草の根』抜粋

よりによって

その名前は古傷が痛むからヤメテー 得るものが大きいと失うものも大きくて 穴の空いた空き缶に 雨はしとしと降り続ける このまま何も考えないまま 眠ってしまえたら楽なのになあ 言葉も何もかも足りないね ウーン