『はるか草原のかなたに、黒い犬が一匹歩いている。あの犬は向こうへゆくのか、こっちへくるのか、で問題になった。黒い犬はユラリユラリとかげろうのようにゆれるだけだ。しばらくやりあいながら、目を凝らすのだが、結局わからなかった。大きな天地なのだ…
なかったことになりなさい 口のないものたちの中へ入り込んでゆく 喜んで口を剥がして海に捨てた
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