杉並区の匂い

rottenlily2005-02-24

昨夜また1週間ぶりに自宅に帰った。荒れ放題だったので片付けをし、売れる本を売ってきた。そしてついに、H氏の写真900枚近くの処分に取りかかった。昨年5月に別れて以来全く手をつけられずにいたが、やっと処分することに決めた。先週新宿で会って話をしたことで、やっと心に区切りがついたのかもしれない。心のどこかで、元に戻れるなんて考えていたのかもしれない。それ位好きだった。同棲時代から撮り続けた写真は、本当は全て処分するつもりだったが、最後に全てに目を通し、何枚か印象深い写真を取り出した。後はゴミに捨てた。勢いだった。いつもあの重いカメラを持ち歩いていたせいか、東京に来てからは全く写真を撮らなくなった。写真にして残す意味を見出せなくなったのかもしれない。撮りたいという意欲そのものがなくなってしまった。

彼氏が意欲的に物事に取り組んでいるのを見ながら、私は「何になるのか」という不安感に付きまとわれ、ずっと何もする気が起きない。不安感を友人のU氏に訴えたら、彼は1冊の本を紹介してくれた。また、「ゆりさんなら抜け出せる気がします」と嬉しい言葉もくれた。抜け出せるだろうか。不安でたまらない。自分は何になるのか。何が出来るのか。活動的な友人のメールが届き、ますます鬱になった私は悪夢を見た。日曜日に高田馬場で開かれる某Cafeの詩の朗読会には、私は密かに一人で参加することを決めた。自信喪失のこの状態では何も出来ない。呆然としながら仕事にも集中出来ない。

削除した。杉並区の匂いの由来。くだらない自分自身にうんざりする。Piss Off!