玉虫色に光

整頓された部屋の戸棚を全て開いてしまったように、色々な事柄が空中に舞っている。混沌単刀。もしかしたら、整頓したのではなく、引き出しの中に隠したままだったのかもしれないね。玉虫色に光る0と1の生きた言葉たちが、曇る新宿の空に舞う。言葉だけは残り続ける。一つ一つ折り畳んで、また記憶の中に直してしまおう。穏やかに。