「2月の色も終わる」


まるで爆竹が鳴る夜。色々考えたけど、でもみんな何て事はない。
長崎の子にとって爆竹は奉るもの、街中が弾ける音で溢れる夜のこと。
挫けそうなまま跡形もなくなくなってしまう。
多分また新しい日々が始まってくんだろう。何事もなかったように。
誰のキャッシュに残らないように、より良く、忘れ去られていく。
長崎帰りたいな、南山手でぼーっとして、新地中華街で饅頭買って
取り残された万屋町で雨と涙の石畳、2月の色が消えていく。