once in a red moon

言葉にならない空気のリズムを拾っていくと
誰かにぶつかってばかり、そのうちみんなとはぐれてしまう
大切なものみんなゴミ箱に捨てて消したつもりになっている
彼を重ねたものを見ているのが嫌で瞼を剥がし
うまくいくよとつぶやいたままの口唇では喋るのも億劫だから
塞いだ耳の管の先、細く長いため息が流れていく