久方ぶりの世紀末

地上に染み込んだ水が
灰色の空にのぼっていく
緑はまだくすんだまま
ウェルカムバック/
メトロポリス
どこへ帰省していた
夏が戻ってきた


嫌な場面を見て
誰かから逃げ出して
自分のコピーロボットと手を繋ぎ
面倒くさいねえってお喋りしながら
真夏の太陽の元を歩く夢をみた