レデンプトール系の教会の十字架が夜に映えるのは、
どんな暗闇の中でも心に灯り続ける火のような
男子修道会独特の荘厳さ、男性性がよく出ている気がする。
だから、弱りきって淀んだ心には、その孤高の光が鋭く突き刺さるのかもしれない。
けれども、触れてみると柔らかくてとても暖かい。
そんなことを考えながら、工事中の山手通りを走っていた。
道に沿った工事現場の赤い点滅、高速道路の大きな明かり
遠く西新宿の高層ビル群、幾数の車が流れていく光
脳内で露光時間を調整して、流れていく光の渦に巻き込まれる
工事中の今しか見ることができない光景。
真夜中のサイクリングは、言葉にならないほど美しい。
渋谷〜中野坂上間は、7年前の南阿佐ヶ谷時代から大好きだった。
jerokiさんを観に、渋谷のRUBY ROOMへ。
偶然lapizさんも観ることが出来て嬉しかった。
突き抜けるような白いクリーム色に鮮やかな色が乗って
悩みすぎて縮こまった身体が自然と解放された気がした。
最近また早朝に目覚める癖がついてしまってる。
夜から見捨てられ、朝にも届かない、
時間の隙間に取り残されてしまったような気持ち。
色々なことがあり過ぎて、心が疲れてるんだろうな。
ケンカを買わない技術、なんてことを考えていたら
そういや男だった、なんて、胃腸が裏返るような話。楽になれるかなぁ。
胃が荒れたら裏返して使えばいいかもしれない。
どうすればあんな風にクリアに生きることが出来るんだろう。
透明な水のようになれるんだろう。
もっとシンプルになりたい。シンプルに生きたい。
違う、目的が定まっていれば、自然と迷いは消えるのかも。
行く道のずっと向こうに見える光を追っているみたいだ。