会社→鳥→サバ


自分のPJリリース前夜のPG達に申し訳ないと思いつつ、逃げるように会社を脱出。
高円寺ミッションズで鳥を見たのライヴだった。
怠雅さんはSGベース初日。
ズン、と骨に染み渡ってくる感じ。演奏素晴らしかった。
「鳥を見た」は、自分で発した言葉の塊が
自分の心の中でスーパーボールのように跳ね返っている感じがする。
それは独り言で、どこにも行き場の無い言葉。
歌詞がどうというわけではなく、それは4人の演奏の中から感じられる。
一瞬、無数の白い小さな虫が足元から這い上がってくる感じがして
4人の心の中にある正体不明の何かがペラっとめくれて中身が見えた気がして
ゾワゾワーっと鳥肌が上がってきて消えた。
お風呂の中に入れたばかりのバブの泡が、足元からゾワゾワと全身を包んでくるよう。
東郷さんも浅野さんも良かったな。


鳥が終わってミッションズで酸欠気味になり
そのまま高円寺ペンギンハウスへ、チバ大三さんのライヴを観に行った。
足を負傷したチバさんがどんな演奏をするのかとても気になった。
結論としては、立って座って、緩衝材で足をぐるぐる巻きにしていた。
太い骨に筋肉が絡みついた細い立ち姿はとても動物的だけど
放つオーラも演奏も歌詞も静かに洗練されている。
界隈ではパンクとか我鳴リストとか色々な印象を聞くけど
私にはずっとずっと静かに澄んでいるように聴こえた。
風の強い夜の森みたい。
新曲は2曲とも好き。パープルのやつ。ライヴ行って良かったな。
チバさんとハルミさんに手を振って、
ミッションズに戻ってtgを拾って帰った。
伝説のsさんに握手してもらったー!
そして、ikさんは今日もおしゃれだった。いいなぁ。


図書館に行って2冊の本を読み終えた、そんな夜でした。
ライヴのハシゴなんて、高円寺の醍醐味だねえ。


★CD/チバ大三/激情劇場