さざれ菊サーブレット

誰に気遣うの不幸を演出して
喜びの声は文字化けしてしまう
鼠色のコンテナ
悲しい言葉はすり蜜で包んで
花弁の向こうに消えた願いは
キャッチできない例外だった
目に入らぬように
ごまかして噛み砕いて
淀んで焦がした心は香る
ほんのり少し辛苦く
さざれ菊サーブレット