life is all, about taking things in and putting things out


nkくんとkさんからfb、パグ犬案件。
レスを返しながら新宿へ4往復


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彼が選んだのは下北沢cf、カウンター席にて。
keはゆるゆるの隙をジッパー全開にしながら
左腕を脇に抱えたがる仕草、瞳の奥の深い緑色は
いつかどこかで見たことがある感じがずっとしていた
家族の話の時に思い出した、前の会社の社長の目だ。
石膏のようなセラミックのような蟻塚のような壁に
彼は過去と現在を計算して投影し、私はその映画を観る
私は計算も演劇もうまくないから、ひたすら
語彙力のない限られた相槌でヘラヘラと笑っている。
その耳に私はどう聞こえて、どんな顔で映っただろう
少なくともわかっているのは、これから
二人でもっと面白いものを作るということ、
静寂に体を浸しながら。


小田急線の帰り道、前の会社のことを思い出していた
最初の数年は夜中0時にサービス開始だとか
システム部隊と朝まで会社にいることが多かった。
会社の寮で仮眠する者、シャワーを浴びて目を覚ます者
夜から活動しだす人達、お菓子の山、パンの山
やがてシステムが変わって明け方まで残ることはなくなったけど
終電を見送って松屋行ったり飲みにいったり
一旦帰って仮眠して昼過ぎに出勤したり
いろんな人がいて、いろんな話をして、
今から思えば本当に面白い場所だった
私があの職場のことをよく思い出すのは
未だに付き合いがある人が多い
過去ではない、現在進行形だから


人の縁は切ろうとして切れるものではない
その紐は心の奥の井戸に垂らされていて
釣り上げた魚がピラニアならば指を引き千切られ
きびなごならばただちにお茶の約束を