中学の親友の結婚式だった
12年の付き合いの後の結婚
とても上品で真っ直ぐな結婚式
彼女はとても綺麗だった。
卓上のネームプレートにはメッセージがあり
自分のこと、中学時代の自分を思い出し
バド部のエース二人にも再会して
離婚のことは何も返事せず帰宅
割れた画面の隙間に閉じこもる
また、薄寒い春のハーフアップ
過去にも未来にも真横にもない
今ある私はただの靴擦れのようなものだ
乾燥した足の割れた先にある
思い出す顔は黒く塗りつぶされて
湖の底に飛び込んで息を潜める
A2を手にする私に白銀比の話をする
AtoZ、外の世界はお腹が痛い