アポトーシス


その昔歩いた記憶のある道は「御苑前本通り」といって
当時まだ土地勘のなかった私は
ただ道と風景だけを目に焼き付けた
部屋に花とダークラムが欲しくなって
真夜中に一人散歩でかけて
懐かしい歌を慰めながら様々なアルバムをめくっていた
写真を1枚1枚剥がし富久町で溝に流した後
新しい写真を撮って隙間から埋めていった
真夜中の第二スカイビルはとても美しかった
私は多分もう地元には戻らないだろう
四ツ谷はとても住みやすい街だ
なにって満員電車に乗らないで済むからサイコーである



今日は仕事を抜け出して病院へ
乗り慣れない台はお尻を載せる位置が間違っていて
もっと前に前に、と言われて混乱していた
早く、早々に死ぬことを願っている
心から願うのは死と、そして生きて笑いたいという気持ち
過去の、血を流す膿のような苦しみから逃れるためにさっさと死にたい気持ちと
日々新しく、様々な視点で様々なものを見せてくれるbと居たいという気持ち
この2つが同居して、スナック菓子を食べた後にビオチン突っ込むような
仕事のストレスが加わりおかしな毎日は加速するアポトーシス