生き苦しい

ずーっとニックケイヴ聴きながら

電車に揺られて日暮里

観てきました

 

 

2019.07.22

d倉庫 日暮里

笠井瑞丈×上村なおか

ダンスが見たい21

『 三道農楽カラクを踊る』

構成 振付 笠井瑞丈×上村なおか

出演 山田茉琳 上村なおか 笠井瑞丈

 

 

踊りを観ると、自分自身を見出すものだ

 

 

世界はこんなにも広いのに、

自然はこんなにも尊いのに、

音楽はこんなにも力強いのに、

私は小さく弱く滑稽で生き苦しい

誰とも私の思いを交わせない一人

そんなもがきと息苦しさ

 

 

人間以外の生き物を前にしては

人は人らしさが嫌でも滲み出る

自分にないものが目前にあれば

欠落した私が浮かび上がる

 

 

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サムルノリは小学生の頃どこかで観たのを鮮明に覚えてる

頭を振りながら太鼓を鳴らし回っていく仕草

強烈なリズムと打音に立ち竦んでしまう

瑞丈さんの動きに少し重なりました

そういえば中盤のキリエ

主よ憐れみたまえ、の解釈だったのかが気になっている

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以前、笠井叡氏が

振付は振り付けた者と踊る者との

コミュニケーションだと言っていた

振りが覚えられない私はそもそも

相手とコミュニケーションしたいと

思っていないからかもしれない

でもたまにすっと覚えられる時もある

 

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> 「記憶」によって生まれた世界に自分を閉じ込めること、
> 体を動かすということは自分の周りの空気を「未知のものに変えること」

件のワークショップのテキストから

 

 

 

生きていたくない、目を覚ましたくない

それでも目を開けドアを開けて外に出る

頭の中にあるもの

世界に見えているもの

何も見えない世界に

糸のように細い隙間を見つけて

伝って伝って進んでいくことだ

生きてくのはとてもしんどい

今の私には

 

日暮里来たらいつも斎藤湯行くのに

今日は全然元気が無くて行かなかった

でも踊りたいな

またttr氏と踊りたい

 

 

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観に行って良かった