消えていなくなる


ジェットコースターのような気持ちの波は他人にとっちゃどうでもいいが
これをなんとか乗りこなすために鍛えたりぐっと堪えたりしてそんなものさ
余裕芍薬座れば釦、糸1本取りこぼして今日読む活字のために稼いで
人々はただひたすらに下に下に向かっていく。草丈は足元の成長の遅い眼に合わせて塗り潰しを
等しく不幸であるべきだ、なんて「不幸を再分配」して自分だけが助かればいいと思ってる
みんな消えてなくなればいい、それにはまず自分が消えることだ