ネオンダイナーに蛙

助けて、本当は助けてほしいって底のほうで一生懸命に叫んでいる
なだめ続けた最後のカエルの一声を聞いて、クソくだらなさに左目 がピクピクして
池袋
喉に手を突っ込んで吐く胃液の不味さにこれを最後の告白にしよう と思った
消化もせず、なんてものを胃に残したままだったんだろう
いったいなんだって何年も消化せずに大切にしていたのかこんなも の
こんなものでもいつだったいつか大事な言葉の塊だった
人の言葉に

お願いがあります、私が死ぬまでその体は暖かくあって
最後の朝だってそのネオンダイナーで朝食を共に