あんなに写真が好きだったのに。

rottenlily2005-04-28

気晴らしに「写真」というコンテンツを作る。



高校までの写真は捨てた。捨てちゃ駄目だという母親の忠告を無視して。だからあの頃の私はいない。
大学での写真も全て捨てた。H氏との思い出が詰まりすぎていたから。H氏はあまりに私に近付きすぎた。彼は離島に帰った。彼は本家の長男なのだ。もう二度と会わないから。写真を見ると色んなことを思い出すから、関係ない写真まで全て捨てた。
過去のカメラ付き携帯は全て水没し、撮ったデータも失った。


あんなに写真が好きだったのに、今は写真を撮りたくないなんて。


引越しで荷物を整理していた中に数枚のCDROMと数枚の写真が出てきた。
なんだか懐かしくなって、私はこのサイトのコンテンツにすることに決めた。
スキャナで何枚も読み込んで、数行の文章を付ける。
このサイトは私自身。


帰ったら古いデジカメを取り出そう。電池を充電してみよう。携帯カメラでいい、少しずつ何かを撮ってみよう。写真へのリハビリをしよう。


あんなに写真が好きだった


心理療法の一つに、患者にカメラを一つ渡して「何でも好きなものを撮ってください」という療法がある。これと似た事を自分に応用してみよう。GWにでもやってみよう。


あんなに写真が好きだったからさ、


これまでの私の中に新しい自分はいない。私が探しているのは新しい自分。
「この目に見えていたもの。
この目がみていたもの。
わたしはみんなにさよならした。」


みんなにさよならするの


写真へのリハビリ。
Anywhere is.