memo100817

20100816

方鉛鉱、ガレナ
方鉛鉱(ほうえんこう、galena)は、鉛の硫化鉱物である。化学組成:PbS、比重:7.5〜7.6、モース硬度:2.5、晶系:等軸晶系。

色は銀白色、新鮮なものは強い金属光沢があるが、雨などに晒されるとだんだん光沢がなくなる。これは表面が硫酸鉛鉱(PbSO4)に変化するためである。完全な劈開を持つため、割るとさいころのように立方体の形に割れることが特徴的である。また結晶は多くの場合六面体であるが、まれに八面体結晶も見られる。比重が7.6程度もあって重いことや、特徴的な割れ方、強い金属光沢など、野外でも同定は簡単だろう。

低〜高温熱水鉱床、スカルン鉱床、黒鉱鉱床に産する他、含銅硫化鉄鉱床に産出することもある。

鉛の最も重要な鉱石鉱物。また方鉛鉱はほとんど常に数百ppm程度の銀を含み、銀も回収される。この銀含有量が多いものは含銀方鉛鉱と呼ばれる。この他、金、ビスマスアンチモンテルルなどを微量含む。閃亜鉛鉱、黄鉄鉱、黄銅鉱などと伴って産出し、特に閃亜鉛鉱とは密接に伴って産する。そのため鉛鉱床、亜鉛鉱床はこれらを一括して鉛・亜鉛鉱床と呼ばれることも多い。

日本国内でも産出する鉱山は非常に多く、神岡鉱山豊羽鉱山、花岡鉱山、小坂鉱山などの鉛・亜鉛鉱山で主要鉱石として採掘されていたが、2006年現在では鉛を採掘する鉱山は日本国内では全て閉山してしまった。海外ではアメリカ、オーストラリア、ボリビアなどの生産量が多い。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B9%E9%89%9B%E9%89%B1

ガレナ、鉛の硫化鉱物。銀白色で割るとさいころのように立方体の形に割れる。

                                                              • -

黄銅鉱 CuFeS2

黄銅鉱(おうどうこう、chalcopyrite、キャルコパイライト、チャルコパイライトの表記あり)は銅の硫化鉱物の一つ。

英名である「キャルコパイライト」は、ギリシャ語で銅を意味する「キャルコ」と、火を意味する「プリテス」とが組み合わさったものである。「黄銅」鉱という名前だが、これを精錬して黄銅(真鍮)をとる訳ではない。

銅と鉄、硫黄からなり、化学組成 CuFeS2 で表される。微量の金、銀、錫、亜鉛などを含み、少量のニッケルやセレンを含むものもある。最も重要な銅の鉱石鉱物。

色は普通、真鍮様の黄色であるが、かなり黄色味の薄いものも珍しくはない。そのようなものはしばしば黄鉄鉱と見分けることが難しい。金属光沢を持つ。表面の色は時間とともに変わりやすく、黒みを帯びていく。条痕色は緑黒色。外見は黄鉄鉱と似るが、黄鉄鉱よりも黄色味が強い傾向があることや条痕色により区別できる。

比重: 4.28、モース硬度: 3.5〜4、晶系: 正方晶系。主に正四面体様の結晶形を示す。結晶の形は普通、6面体、5角12面体、8面体を基本に、2個の結晶がくっついた双晶になっていることが多い。しかし、結晶は比較的まれである。

その他の大きな特徴としては、硝酸に溶ける、炎にあてると緑色の炎色反応を示す、などがあげられる。

酸化して青色に、あるいは孔雀石や藍銅鉱に変化することがある。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E9%8A%85%E9%89%B1


ほうてっこう?
曹鉄鉱?