思い出したら息を吐け

rottenlily2010-11-07

洗濯してバレエ行って仕事して19時。
新しい彼女に夢中のkyとは相変らず連絡が繋がらない。
しかたなく、PCの前に置きっぱなしになっていた割引券を四つ折にポケットへ
灰色のニットで帽子かぶって着膨れぐるぐるマフラー巻きつけて(PoorなLenoみたい!)
坂上から六本木へ、大江戸線で急ぐ。
面白そうって思ってたらやっぱりmkさんも行ってたらしく、気になっていたsensingnature。
実は今日が最終日。ふやーって思って観てきた。面白かった。


舞い上がる羽毛は見た瞬間体が痒くなったw 流石アトピっ子(笑)
数本の線に並んで絡みつく羽毛は電線に止まる鳥たちのようだった。
思い起こされた人の群れ。さっき見た大江戸線のつり革にしがみつく人々のように。
舞っては立ち止まり、次の羽がまた舞い上がり、繰り返す姿はその後
残響の映像を見ている人々と重なり合って見えた。
美術館に行っていつも思うことは、展示物を見ている人のほうが面白いってこと。
作品と合わせて人々も観察してると楽しくなる。
勿論それどころじゃないくらい作品に引き込まれてしまうこともあるけどね。
iphone傾けて必死に波紋を拾おうとする人々が見つめる乳白色の液体は
最終日の埃と油が浮いていて、私は何故か長崎の平和の泉を思い出してしまった(汗)
私も素直じゃないなぁ。でも、とても面白かったです。


その後、窓から見える夜景は何度目だろう、遠く彼岸花に向かって塊魂を放り投げたくなる。
ずーっと昔沙羅姉が見せてくれた夜景を思い出す。
ひとりぼっち、沙羅姉との思い出を広げながら夜景を見て涙を流していたら
どこかの国の旅行者に写真を撮られていたよ。肖像権ww

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届かない遠くまで届くまで
この身着の身着のまま滑稽に
まっくらやみの泥鼠 耳を被って走り抜ける
ひとりは心地良くて寂しい
眠りたいでも止めたままでは
眠れないから 思い出したら息を吐け