湿気鳥

死にたい

死にたいと口に出すことはとても恥ずかしいことだと思っている。それでも時々、心の奥の湿気鳥がいっぱいいっぱいになって涙を流しだす。
周りの人、助けてくれる人、大切な人、家族、困難な状況でも懸命に頑張る人や努力している人、素敵な人、そんな人たちを前に私は死にたいなんて言えない。そんなこと口に出すのも申し訳ない。
湿気鳥は心の奥で涙で重くなって動けなくて座っている。ここにいていいのだろうか。生きている意味があるのだろうか。死んだ方がましなのではないか。時々壊れた心の奥の部屋の扉はちゃんと閉まらずにギィギィ音を立てている。
色々うまくいっているし、今の私はとても幸せだと思う。恵まれてると思う。仕事ややってること、昼の仕事、書き物、カレーとかなんか色々、水面下で進めていることもうまくいきつつある。なのに。とても辛い。私は価値がないと思ってしまう。私はとてもくだらなく汚く、何もできない。みんなうまくやっているのに。つらい。死にたい。何もやり遂げていない、こんな自分が恥ずかしい。

 

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