いつかどこかに埋めたよね

パレットに掲載していただいた詩を読んだ読者から
夏号秋号共に、あなたの詩が一番よく解る、とハガキが来たらしい
すごく嬉しい。わかる人にわかるので良いのだ
その暗号の鍵を持つ人にだけ読める言葉たち


いつか一緒にいた人と口論になったことがある
詩(詞)は万人にわかるように書くべきだ、という人
わかるひとにだけわかればいい、という私
結局溝は埋まらなかったけれど


私が感じる苦しみや喜びや感覚を
全く同じように共有することはできないけれど
私が感じているそれと、他の人が感じたというそれは
もしかしたらよく似た感覚なのかもしれないと感じる瞬間があって
絶対に全く同じには人と分かり合えないのならばほんの少しどこかに
感覚を再現する術があったらいいなと思うんだ、それが私には詩なのだ


四ツ谷→外苑前→渋谷

我が馬ブケファロスを修理に行く
待ち時間ぼーっとコーヒー飲んで
久々に昼間の街並み、なんか
大学生の頃を思い出した
午前中の授業さぼってしまって
昼過ぎに騒がしい街をすり抜けて大学へ向かう
日常の人々と非日常の自分と今読んでる本のこと
ダンスやら演劇やら授業やら仕事やら
コーヒー飲んで友人と好きな人の話をして、
バイト先のバーに寄ってとりあえず飲んで帰って仕事して
作文は山積みで、デザインやって
詩書いて稽古行って本読んで踊って
たぶん当時とあんまり変わってないな
うん、何も変わってないね