息をするのが怖い


火曜日、久々に出勤して黙々と作業をしていたら
ふっと20代の頃によく聞いていたcopelandを思い出して
アルバムを1枚1枚聞いていた、すると
体の感覚はあの頃を思い出して、悲しさと憂鬱と苦しさで胸がいっぱいになった。
あの頃は仕事が非常に辛くて心を病んでしまって
毎日体を引きずりながら電車に乗っていた。
何度も電車の中で倒れていた記憶がある。
今でも五反田や品川の発車メロディを聞くと胸がチクっとする。

あの頃は、息をするのが怖かった。
電車に乗れば窒息する気がしていた。
締め切った窓を見るだけで息が浅くなる感覚

息をする、当たり前のことをどうしていいかわからなかった


今は元気になって、
仕事もありがたいことに遊ぶようにやらせて頂いて
職場へは自転車でのん気に通勤しているし
今でこそ

今でこそ


今は言葉を書くことが怖い、体を動かすことが怖い
世間との接点がネットに限られて
壁がどんどん迫ってくるような感覚

google analyrticsは蟻の巣のように体を蝕んでいく

悪気の無いワンアクセスは
無心にえさを探して家の中に入り込む蟻のようだ


こんな感覚、言葉にしたくもないけれど、もう、体が悲鳴を上げている
溶けていく体、狭まる心、余裕を失う感覚

ただ息をするのが怖く

誰かに向かって手を伸ばしたまま窒息しそうになっている




copeland sleep