サタデーナイト、何か透き通って。


善福寺川を散歩。自転車を押し川べりを2kmほど歩く。素材集の写真みたいに色付く木々を眺めて束の間の休息。尾崎橋で二手に分かれ、私は右に曲がって家に帰って新宿へ。家から新宿なら15分かからないくらいで行けるようだ。時間はともかく、排気ガスは嫌なのでそろそろ最短距離の抜け道を探さないといけない。新宿AS、今日のバレエは心から楽しかった。今週は炭水化物ばかり食べていたせいもあり少し太ってしまって体が重かったが、jetes思い出すのは長崎時代に習ってた先生の撓りそのままだ。東京は近くに竹林があるのだろうか。竹林に行きたい。そして竹に触れたい。竹といえば茶道も再開したいけど、全部肝からやりなおしさ。お母さん反抗してごめんなさい。掴もうと取り戻そうと足掻いてるこのリズムは、確かに私のどこかに記憶されている。後は、いくつかの方法でそれを呼び戻すだけ。


間に合うか?と思いながらいつもの街をすり抜けて代々木、色褪せた感覚に記憶を辿って秋山画廊。糸数都「色層」展最終日。難しいことはわからないけれど、息が止まるような質感は、ざわめく心・水面に船底・海の中、何にでも見える。見えたものはきっと私の心象なのかもしれない。糸数さんは穏やかで優しそうな女性だった。きてよかったと思った。笑顔のまま原宿へ走り出す。この前見た青山や代々木の街の中にいると、どうしても私は沙羅姉を思い出してしまう。言葉に胸が揺らぐの、何を思っているの?何を思い悩んでいるの?通りかかるたび、沙羅姉の年齢にどんどん近づいていく。沙羅姉、私あなたのような女性にはまだまだ程遠いよ。全然成長しないし、相変らずダメダメだし。フラフラしながら代々木公園を通り抜ける。静かに心の奥底に満たされた藍染め液が、心に開いた穴から染み出しているようだった。


通り抜けたと思ったあっち側の代々木公園出口は、何だか見たことある風景が連なっている。そう、ぼーっとして代々木公園を1周してしまったようである。バカだw 気を取り直して西新宿方面へ。買い物して帰ろうかと思ったけどダルいので方向転換。もう1つ、ずっとずっと越えられなかった壁を越えるために、中野坂上の事務所へ。


5年ぶりになる東京工芸大学近くの懐かしい道のりは、やっぱり少し変わっていた。それでも、変わらない夜の空気。中野本町の風の匂い。23歳の私が歩いた道のりを手繰りながら辿る。ちょうどあの頃は阿佐ヶ谷南に引っ越して、今みたいな生活をしていた頃だ。今の私はダメダメだけど、あの頃より少しは成長した、って言えることは少しくらいならある。先週作ったチラシ、本当に喜んでもらえて、好評だったらしくて、そんでめったに褒めてくれないkyが褒めてくれて嬉しかったんだ。それでもまだまだ勉強しないといけないことは沢山ある。思い出したい感覚はまだ眠ってしまったまま。文鳥は大きくなったら何になるんだろうな。沈んでる場合じゃないのだ。まずは早く飛ぶことを覚えなきゃ。透き通った空をあんな風に飛んでみたい。誰に何を言われたっていいよ、今はただ、地道に頑張るだけなのだ。必ず私の手で掴んで見せるよ。


とまぁ、そんな今日の25kmの道のりは
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高円寺の自宅部分は隠しております。google先生、相変らず便利です。