just like a pill

コインロッカーベイビーズ
村上龍


これ読みながら
p!nk聴きながら湘南新宿ラインで横浜の家に帰ってるんだけど、読むのが怖いんだ、この本。


もう三周目のはずなんだけど。



本の中よりも現実の方がよっぽどドラマチックで、私は好きな男一つ手に入れられないガキで、インプットが足りなくてアウトできなくて、女は自分が男を盗られると妄想して私を淫売のように言いふらし、抗精神薬で射精出来ないセックスにまみれて、上司にはおあずけを食らい、腹が抉れるような赤い痛みに初日、本の中に意識が消えそうなほど私の脳が溶けはじめてる。

手を汚さずに破壊して、自身は自分で書いたシナリオ通りに動かす、自分という脚本を演出する、私自身は実は照明マニアだったというオチ。



寂しいな、今夜は。
あなたに会えない夜はこんなにも、何もない夜だよ。