アルミのトランクケース


私は数日先に迎える社員旅行の準備をしている。三日の旅をするには大き過ぎる鞄と、旅をするには小さ過ぎる鞄しか持ってない。新宿のBEAMSの曲がり角の道、産婦人科のあたりを歩きながら、旅行するのに丁度いい鞄を探している。


太陽の影に差し掛かると、フラリと上司がやってくる。彼は無言のまま、私の足元に卵形のトランクケースを置いていく。目の前に、明らかに私の足元に置かれたアルミ製のケースを見て、それが私のために置かれたものであると解る。30cmくらいでキャスター付き、卵形の小さなアルミ製のトランクケース。影と日向の境目に置かれ、太陽の光を反射させて光っている。片手で持ち運ぶのは丁度いいけど、旅行するには少し小さい。彼を見上げて話しかけようとすると、彼はまたフラリとどこかへ行ってしまう。しょうがないのでケースを持っていこうとすると、突然それはカタカタと音を立て、変型し始める。卵形の小さなトランクケースは、四角い旅行用のトランクケースに変型してしまった。凄い☆と喜びだす私。しかも旅行するにも程よいサイズで丁度いい。腕時計を確認して時間を見た後、私はケースを持って歩き出そうとする。しかし、もう一度手を触れようとした瞬間、四角いケースはまた目の前で形を変え始め、カチャカチャと大きなギターケースになってしまう。おぉ、これだとギターもしまえるじゃん♪と思って私は、この不思議なトランクケースに何を入れようかか考えながら歩き始めた。


こんな夢をみた。


作文は下手なので気にしないでください。こんな夢を見て、今朝目覚めました。本当に変な夢だった。ひどく鮮やかな夢だったわ。


mixiでマイミクに日記を書きながらまた泣いて、最近よろしくない。ただ、この心の躓きは自力で越えるべき。私は私だもの。毎年7月は体調ワルスな感じです。ちなみに読んでる本は、半分を過ぎました。ドミニクがキーティングと結婚するってロークに言いにいったあたり。面白い。この本。


今日の窓からの風景はとても情緒があって美しい。道行く人々、駅に向かう人々、車内で発車を待つ人々、皆映画のように再生されている。世界が映像と言葉に満たされる。私はそれを拾ってもいいし、見ているだけでもいい。日常世界の映像の中で好きなだけ自由に言葉を探してる。この瞬間が好き。この感覚があるから、私は多分生きていられるんだと思う。