across the borderline

朝起きて新高円寺に帰宅。
私に出来るのは「無駄に不安にならず、日常を取り戻す」こと。
横浜のライブは予定通りやる、とtgrさんがいうので、
じゃあ、と湘南新宿ラインで南下。
大好きな大好きな町、野毛へ。
桜には少し早い大岡川を追いながらくるくる巡る。
久々の懐かしい町並みを歩く。
野毛〜伊勢佐木町〜日の出町〜黄金町。。。
横浜の老舗もみぢで大銅鑼焼と桜餅を買った。店前のベンチで息抜き。
日曜日なので各所お店は閉まっていたが、空気は変わらず健在で
途中で合流したtgr氏と少し飲み歩く。久々のビールが美味しい!


色々と緊急事態の日曜日だけど、ライブには結構お客さんが来ていた。6年ぶりにE氏に会った。
横浜や茅ヶ崎・中山・千葉・東京等、皆で地震等の話をして、少し落ち着く。
ARさんもtgrさんもEさんもみんな演劇時代の私を知っていて
他の人に私の紹介をしてくれるんだけど、何とも不思議な感じ。
あの頃の自分、懐かしい横浜の町並み、弘明寺時代のこと、黄金町時代のこと
mnrくんのこと、昔あったclub24の話、105、懐かしい人、疎遠になった人。
みんな過去に置いて来たものだと思っていたけど、全部この身の中にちゃんとあるんだなって思った。
綺麗に懐紙に包まれて、袱紗にいれて大切にとってある。多分、いつ取り出してもいいように。


そして、肝心のライブはとても素晴らしいものだった!
灰野さん&芥さんっていう凄まじいステージでトランペットを吹いてた、あの全てを吸収するイメージだったARさん、
今日は本気のボサノヴァで、とても素敵だった。御自身が持つあの不思議な安定感に、少し力を頂いた気持ち。
tgrさんの演奏は、とても透明感の感じられる演奏だった。いつも以上に正確な運指と声、何物も急かさない穏やかな音遣い
彼の演奏を聴くといつも思い出す寓話がある。北風と太陽。
フィクション、思い出さないことを諦めて、誰かが通るのを待っていた、野毛の夜。


会社の他の部署の人がメールをくれて、14日の状況を知る。明日に返る。
幾数の境界線は全部自分の中に絡まりあって1つであることを、外側から沢山の人が教えてくれる。