きゅーきゅー


舞台リハで中野zeroホールへ。
わたしはチョイ役なのですぐにリハが終わり
客席で先生の白鳥湖場当たりを見ていた。
いつもキリっとしてかっこよくてとても厳しい先生が
舞台の上で緊張してアタフタしていてびっくりした。
Mバレエ団の先生に優しい言葉でキツく指導されている。
去年、消えてしまいそうなジゼルを演じた先生、
もう十分綺麗に回っているのに、右腰が下がってるって注意されて
十数メートル離れた関係無い自分の心臓が縮んでしまいそうだった


趣味だと貶されようが構わないと思う。
日常の合間にあるバレエはとても面白い。
そもそもまだトゥの試験に合格できてないし( ̄▽ ̄)
もう何百年と全く同じ形で彫られてきた
道筋の上を歩くことができた瞬間の喜びはこの上ない。
言葉ではない空気の中に言葉のような空気の塊に触れて
汚れふやけたグルテンのぶよぶよみたいな新宿の街を潜る
この繰り返しの中には蜷川実花なんかよりずっと綺麗な極彩色があって
面白くて脳みそがきゅーきゅーする。