2021.03.11の日記

3月11日、10年前の日記を開く。
当時のことはなんとなく覚えているけど、少しずつ記憶は薄くなっていくものだ。
前日に昔のデータを一気に削除してすっきりした。
データ、書き残したものなんて、押し入れの古い雑貨のようなものだ。
物事は自分が思ったように進んでいくもの。
仕事は、先日から某庁の電話回答待ちで、電話の前にかじりついている状態。
結局今日も返答は無かった。NGでもと連絡しているから、順番待ちなのだろう。
帰宅するとMBが帰ってきていて、映画を邪魔しないようにお風呂に入る。
先日母が送ってくれたスープを食べながら、昨日の顛末を聞いていく。
スープの大根とセロリの風味が「大人の味」なんだろうな。
これはこれまでにも何度かあった、リズム合わせのような日。
だけど、似たような軌道を描きながら鳥が飛んでいるように
今までと少し違うのは、絶対に同じ描き方はしないということ。
明け方目覚めて、タオルを手に取って目にかぶせた。
この布と布の間にある感覚を忘れてはいけない。